2011年12月27日火曜日

第4回屋台との共生のあり方研究会の開催&屋台の視察

こんにちは、屋台課長です。
もう年末で、明日は福岡市役所も仕事納めです。

12月22日(木)に第4回屋台との共生のあり方研究会を開催しました。
資料はこちらをご覧ください。
九州経済調査協会の八尋研究主幹に、屋台の経済効果などについてお話をいただきました。
















屋台を主目的とする(屋台がなかったら福岡に来ていなかったと考えられる)方の割合から、
その方の福岡での需要などを考慮すると、約53億円の経済効果があるとの推計や、
公共の場所で屋台を営業すること、屋台の負担などについての説明をいただきました。

そして、それを受けて、屋台を通して公共空間をどのように活用していくかなどのご議論をいただきました。
また、課題についても、前回から引き続きご議論をいただきました。


また、同じ日に、鳥越会長のご提案により、
夜7時半頃から、委員会として、実際の屋台を見る機会を設けました。















とても寒い中でしたが、屋台の多い地域を一通りまわり、
営業者の方々にも多大なご協力をいただきながら、実際の屋台をご覧いただきました。
実際の現場を踏まえながら、これからまた活発なご議論をいただければと思います。

それでは今年のバリカタ更新は以上です!
皆様、よいお年をお過ごしください。

2011年12月21日水曜日

第4回屋台との共生のあり方研究会が開催されます!

こんにちは、屋台課長です。
とても寒くなってきましたね。
福岡での冬は初めてですが、日本海側気候で思ったよりも寒くてびっくりしています。


さて、第4回の「屋台との共生のあり方研究会」が、明日12月22日(木)13時から開催されます!
場所は第2回と同じで、福岡市役所の15階講堂で行い(傍聴自由)、
またUSTREAMによる動画配信も行う予定です。

第3回では、事務局から、行政がどのような取組みを行ってきて何ができていないのかを、
ご報告し、それを踏まえて特に再配置についてご議論をいただきました。
また、経済効果などについても議論が必要ではないかというご意見もいただきました。

そこで、第4回は、再配置の具体的な経緯や経済効果についてご説明し、
また全体についての活発なご議論をいただけるものと考えています。

様々な立場からの様々なご意見の中で、だんだんと議論が進んでおりますので、
お時間のある方は是非ご覧ください!


今回のバリカタ更新は以上です!

2011年12月2日金曜日

屋台の不思議

こんにちは、屋台課長です。

ここのところ屋台にまつわる課題などのバリカタな話題が多かったですが、
今回は少し離れて、屋台で不思議に思うことを紹介します。


私も少しずつ屋台に行っていますが、
どこに行こうかという屋台探しの中で、屋台を眺めながら不思議に思うのは、
隣り合った屋台が、片方はお客さんがぎゅうぎゅうの状態、
もう片方は全くお客さんがいない状態、というのをしばしば見かけることです。

しかし、それは人気・不人気というわけではなく、また別の日や時間帯に同じ屋台を見てみると、
いっぱいだった屋台の方は誰もおらず、誰もいなかった屋台がいっぱいになっている、
ということがあるのです。


そのことについてある屋台の大将に話を聞くと、
「お客さんにも流れがある」とおっしゃっていました。
しばらく誰もいなかったのに、1人入ってきた途端に次から次に入ってきて突然忙しくなったり、
逆にみんな同時に帰ってしまってそのまましばらく暇になったりということがあるようで、
これが、「流れが変わった」ということなのかもしれません。
(ちなみに、上手な大将は、流れを途切れさせないようにする、というのも聞いたことがあります。)


この「流れ」には色んな理由があるんだと思いますが、
常連の方は別として、「今日はどこに行こうかな」と屋台を物色している人にとっては、
誰もいないところには入りにくい、誰かいた方が話がはずむかも、
ということから、お客さんのいないところはお客さんが入りにくいのかもしれません。

逆にお客さん同士がみんなで盛り上がっていると、屋台の中がみんなでしばらく盛り上がり続けるから、
ずっといっぱいということになるのでしょうか。


きっと他にも理由は色々あると思いますが、
これも、大将やお客さんによって、その時々で雰囲気を変え、
しかも、普通のお店と違ってそれが外からすぐわかるというところから来る、
屋台の醍醐味なのかもしれませんね。


今回のバリカタ更新は以上です!

2011年11月25日金曜日

第3回屋台との共生のあり方研究会が開催されました!

こんにちは、屋台課長です。
最近は、屋台に入った途端に、「あっ」と気づいていただくことが多いです。


さて、11月18日(金)に、第3回屋台との共生のあり方研究会が開催されました。







今回は、屋台営業者向けアンケート結果と、
行政として、前回研究会以降やってきたこと、できなかったことを整理して、
事務局から報告し、それを基に今回も活発なご議論をいただきました。

資料はこちらをご覧ください。



















今回の研究会では特に屋台の「再配置」が議論になりました。
そこで、屋台の「再配置」とは一体何か、ということを、今回の更新ではご説明します。

平成8年の屋台問題研究会では、屋台の設置場所の基準についても議論がなされました。
そこでの議論を踏まえて、屋台指導要綱を策定し、その基準を定めました。
例えば、屋台を設置した場合の路幅を2m以上確保することや、
屋台が点字ブロックから0.6m以上離れていることなどです。


しかし、基準が設置された当時、すべての屋台がその基準を満たしていたわけではありません。
そこで、その場での屋台の改善などでは基準を満たせないような屋台について、
基準を満たせる場所への移転を計画しました。
この移転が、屋台の「再配置」です。

当時、基準を満たせないとされた屋台は66軒あり、
これまで市として、そのうちの23軒に対応、13軒が廃業し、
現在30軒の対象屋台が残っています。主な再配置対象の地区としては、長浜地区、冷泉地区、須崎地区です。

これらが残ってしまっている理由には色々とあると思いますが、
屋台の再配置先の住民や屋台営業者の理解を得るような場所を確保することが困難である、
ということが挙げられるかと思います。

今後の方向性については、更に研究会で議論していただければと思いますが、
再配置にあたっても、屋台営業者や行政でルール遵守など住民の方に理解されるような取組みを行い、
また、屋台の効用を改めて考えながら、今後の屋台のあり方を考えていく必要があります。



次回研究会は12月22日(木)を予定していますが、その中で、
そのような屋台の経済効果などの効用についても事務局から話ができればと思っています。
引き続き、研究会の活発な議論をご覧ください!


今回のバリカタ更新は以上です!

2011年11月15日火曜日

第3回屋台との共生のあり方研究会が開催されます!

こんにちは、屋台課長です。
寒くなってくると戸で囲われる屋台も多くなり、また違った雰囲気になってきています。


さて、前回研究会からあまり時間が経っていませんが、
第3回の「屋台との共生のあり方研究会」が、11月18日(金)に開催されます!
場所はいつもの市役所とは違い、西日本新聞会館国際Bホールで開催(傍聴自由)し、
またUSTREAMによる動画配信も行う予定ですので、是非ご覧ください。

第2回で、アンケートの結果報告や屋台のルールの現状について事務局から報告しましたが、
その中で、行政がどのような取組みを行ってきて、何ができていないのかを、
しっかり検証する必要があるというご議論をいただきました。

そのご議論を踏まえ、行政としてこれまでの取組みの整理を行ったものを報告し、
また、再配置などの現状についてもご説明し、それを踏まえて、また活発な議論をいただければと思います。




さて、今回は、第2回でもご報告した市民の方にご協力いただいたアンケート結果について簡単にご説明します。
アンケートは、無作為に抽出した福岡市内にお住まいの20歳以上の男女4000人に郵送し、
約半分程度の回答がありました。

資料についてはこちらをご覧ください。

アンケートの結果からは、概要として、

○ 市民の方の屋台利用が減少している
○ 約9割の市民が、屋台にはいい面も問題点もあると感じている。
○ 屋台の減少に対して、今すぐ対策を講じる必要性は低いと考えているものの、
  65%以上の市民が将来消滅してしまうことは望んでいない。

という現状が見えてきました。


また、屋台のルールの遵守状況についても調査を行っています。

特に、屋台の開始時間や、屋台の大きさについて、特に遵守率が低く、
また場所ごとに遵守状況が異なる、という実態が見えてきました。
他にも、調査結果だけではわからないような苦情なども寄せられているという現状があります。



今後の屋台のあり方を考えていくにあたっては、
これらの結果も踏まえて、行政としても改めてこれまでの取組みを整理し、
どのようなところに課題があるのか、ということをしっかりと検証する必要があると考えています。
今後の研究会の中で、行政としてしっかりご説明しながら、議論いただけたらと思っております。


今回のバリカタ更新は以上です!

2011年10月28日金曜日

屋台のルールって?②

こんにちは、屋台課長です。
寒くなっておでんやラーメンがおいしい季節になってきました。


さて、第2回の「屋台との共生のあり方研究会」が、11月4日(金)に開催されます!今回は、市民の方にご協力いただいたアンケートの結果報告や
屋台のルールについて、今どうなっているのか、ということを事務局から報告いたしまして、
皆様にご議論いただきたいと思っています。

福岡市15階講堂で開催(傍聴自由)し、またUSTREAMによる動画配信も行う予定ですので、
是非ご覧ください。



さて、前のルール紹介からだいぶ時間があいてしまいましたが、
今回は、屋台の食品関係のルール、特に「生もの禁止」についてご紹介します。


ご存知の方も多いと思いますが、実は屋台では生ものは出すことができません。
屋台に行かれたことのある方は、次のようなステッカーをご覧になったことがあるかと思います。
お客さんにもこのルールを知っていただくために、それぞれの屋台に貼ってあります。



















 そのため、刺身などはもちろん、サラダ(生野菜)や冷奴なども提供できません。
ですので、私も野菜を食べたいときには、野菜炒めなんかを頼むようにしています。


これは、食品の安全を守ることなどを目的にした、「食品衛生法」という法律がおおもとになっています。
屋台は、屋外の営業で、施設の大きさも限られているので、
食品衛生法をもとにした福岡市の条例である「福岡市食品衛生条例」で、
出せる食品についても限られていて、そのルールの1つが生もの禁止です。


食の安全を守るためにこのようなルールがありますが、
生ものはなくても屋台にはそれぞれの店ごとに色々なメニューがあります。
これから行かれる方は、紹介したステッカーも探してみながら、そのようなメニューを楽しんでください!



今回の更新は以上です!